坂東市 Y様邸
ひとりのような二人のような・・・
そんな曖昧な空気感がちょうどいい
施工前
安全を祈願して・・・工事開始。
施工後
視線が水平に抜けていく伸びやかな平屋住宅。道路に面している敷地を利用し、ゆとりある駐車スペースを確保。カーポートを敢えて道路と並行に設置し、車の誤発進や事故の防止にもなります。玄関~スロープ、車への移動もスムーズに。一段低くした軒は、デザイン&雨除けも考慮しました。
落ち着いた雰囲気の外観は、どこか別荘ライク。セカンドライフを楽しむ家をイメージしました。エントランスには、柔らかな色味にオレンジがアクセントのファンクションボックスと、植栽が彩を添え、華やぎのある印象。スロープに手摺、玄関には引き戸を採用し、将来を見据えた“安心・安全な暮らし”を考えます。
玄関を開けると正面には大きな窓。中庭の植栽が目に飛び込んできます。横に広がる玄関土間と相まって奥行きと開放感が得られ、Y様の“おもてなしの心”が伝わります。
玄関土間には和室と向かい合わせにベンチを設け、下足のままお茶を飲むなど小さなリビングスペースに。
土間から和スペースに直接出入りもできるので、“離れ”のような感覚で使用でき、急な来客時にもプライベートを邪魔することなく対応できます。様々なシチュエーションに活躍できる空間構成です。格子戸の奥には、収納 兼 尾籠部屋?
モダンな印象の“和スペース”。南側に面した和室の外には、実りの楽しみな木々。窓越しの景色もベールに包み、柔らかな日差しを無垢の床に届けます。遊び心のあるカラフルな畳と、シャープなデザインを施した天井。落ち着きがありながらも、洗練された和室に仕上げました。
玄関~リビングはもちろん、奥のキッチンからも、窓越しに玄関を見通すことができ、来客時や家族の気配を感じることができます。玄関ホールにはエコカラットを貼り、空気まできれい。上質な空間でお迎えします。
大切なのは、いつでも快適・どの場所も心地いい。自然の光と風を存分に取り入れながら、床暖房や温水ルームヒーターなどのアイテムで、いつでも快適&心地いい暮らしを実現。
壁面には調湿効果のある機能素材をセレクト。グレード感のあるデザインと素材が、 上質な空間を演出します。また、気分やシーンに合わせた照明プランが、趣のある暮らしの空間や時間を愉しむ余裕につながります。
ハイサイドの窓からは、空と遠くの木々だけが切り取られ、まるで動く絵画の様。屋根には太陽光発電システムを設置。非常用電源も設けるなど、災害時対策にも配慮しました。リビング・ダイニングの両側に、たっぷりの壁面収納を造作。適材適所の収納計画でスッキリとした暮らしを叶えます。
中庭を設けることにより、中庭越しにリビング・ダイニング・キッチン、そして和室、寝室へ・・・。それぞれが室内から中庭、外庭へ様々な方向から気持ちよく視線が抜ける。独立した部屋でありながら、どこにいても家族間の気配を感じられることが最大の魅力。
少し大きめのとっ手、高さのある収納部にはダウンウォールを取り付け、無駄なく無理なく作業ができることも配慮。日々の使い勝手のことはもちろん、お手入れや取り扱いもラクであること。そんな理想のキッチンを目指しました。
シンク前の窓からは寝室やリビング、その先の玄関まで見渡せ、独立した空間でありながら孤立感はない。対面式キッチンの様な使い勝手。大きな窓からは、朝も昼も心地いい光が降り注ぎ、夜は星を眺めながら・・・。こんなことも日々の楽しみになる。足元には床暖房。気持ちよく調理ができる。
太陽の光を浴びながら・・・ 朝の身支度をする。東側に面した洗面室。パブリックゾーンの一部として考えた位置。道路にも面しているため、プライバシーは守りつつ採光を取り入れることを考慮しました。
洗面としてだけでなく、ドレッサーにも使用できるようなプランにしました。
パブリックスペースのトイレには、手摺りはもちろん設置。壁一面に取り付けた収納も手摺りにもなり、トイレットペーパーやごみ箱等もスッキリ仕舞える。掃除がしやすいことを考え、床や壁の素材をセレクトしながらデザインに落としこみました。また、リビングに隣接する空間なので、室温も保たれヒートショックの危険も軽減できます。
椅子の代わりにカウンターとしてなど、様々な用途で使えるベンチシートのお風呂。浴室も広々と使うことができ、ミスト浴でリラックスしお子様やお孫様と会話を楽しむなど。足腰の弱い方でもベンチカウンターやサポートバーで安心して入浴していただけます。
ヒートショック予防のためにも浴室の暖房は必須。パワフルなガス温水式だから、素早く足元まで暖めてくれるので、お年寄りや血圧の高い方にも安心安全に入浴していただける。暖房だけでなく、夏は涼風で涼やかに、衣類も乾燥できるので一年中便利。
施工後
服を脱ぐ⇒洗う⇒干す⇒畳む⇒しまう。このような一連の動作がスムーズに、そしてラクであることが、日々の暮らしには大きく影響します。空間構成を決定するにあたり、住まう方のライフスタイルをシュミレーションしております。浴室の隣室は寝室です。
寝室の横にはプライベートデッキを設けました。光も風も自由にコントロールするルーバーの雨戸。掃き出しのサッシとの間にウッドデッキを設け、道路に面した寝室を程よく目隠ししてくれる。洗濯ものを干したり、バスコートとして・・・。狭い空間ながら活躍大。
玄関から寝室へ。一直線につながる間取り。この開放感がたまらなく魅力的。
寝室から中庭を介して、リビング、その先の和室へと視線が抜けていく。そんなことが、どこにいてもお互いの存在を感じることができる理由のひとつです。
両側から使えるフルオープンなクローゼット。見やすく取り出しやすい。夜間時には、人感センサーのフットライトが安全に足元を照らし、お互いの睡眠を妨げることなく安心して生活できる。
寝室の一角に設けた多目的スペース。お手持ちの家具等を一括に収納でき、片付けも管理も楽。
多目的スペースにある戸を開ければキッチンとつながり、家事動線もスムーズです。
工事中に咲き誇っていたつつじ。来年も再来年も美しい花を魅せてくれることでしょう。自然を愛でる、育む心。Y様の想う “セカンドライフ” とは、そんな時間を大切に考える暮らし。
太陽光発電
カーポート